第5週『願いは誰のもの』

奈良県・生駒の山あいにある小学校で、教育実習中の大学生・長谷川 華(はせがわ・はな)は、七夕の準備で訪れた図書室で、ある不自然な短冊を見つける。

「もういちど、おかあさんにあいたいです」
――そこに書かれた名前は、クラスに存在しない子どもの名前だった。

いたずらかと思われたが、担任や用務員の反応はどこか曖昧。
やがて華は、**十数年前にあった転入生の“ある出来事”**に触れ始める。

消された記録、引き継がれなかった想い、誰にも言えなかった「願い」。

第5週『願いは誰のもの』

第5週『願いは誰のもの』 第5話 ― 消された短冊 ―

図書室の奥から見つかった、いくつもの短冊。蒼依の願いは誰かの心に残り、やがて拓真の手によって再び“誰か”に届こうとしていた──。
第5週『願いは誰のもの』

第5週『願いは誰のもの』 第4話 ― 引き継がれなかった願い ―

担任・西本の記憶と、当時の生徒記録から明らかになる“工藤蒼依”の名。七夕飾りに出せなかった願いは、なぜ誰にも引き継がれなかったのか。
第5週『願いは誰のもの』

第5週『願いは誰のもの』 第3話 ― 転校生の名前 ―

図書室の古い記録を探る華。用務員・北条の証言から浮かぶ“もうひとりのあおい”という存在。忘れ去られた転校生が残したものとは──。
第5週『願いは誰のもの』

第5週『願いは誰のもの』 第2話 ― 願いは誰のもの ―

拓真の母・弘美が語る「誰かの代わりに書く願いごと」。忘れられたはずの短冊に込められていた想いとは──“本当の願い”をめぐる静かな対話。
第5週『願いは誰のもの』

第5週『願いは誰のもの』 第1話 ― 教室のすみで揺れていた ―

教育実習中の華が見つけた、見覚えのない子どもの短冊。「おかあさんにあいたい」と願ったのは誰? 名前に記憶はないのに、胸がざわつく──。