『消えた宛先の灯』は「紙袋の行方」シリーズ第12週の短編連載ミステリー。舞台は秋田市。図書館司書の彩乃が発見したのは、宛名を丁寧に消された古い封筒。消印は札幌と記されており、梓が携える硝子片と繋がる。郵便局の古い記録や竿燈祭りの職人の言葉を通じて、消えた宛先に込められた想いが少しずつ明らかになっていく。夏の夜空に揺れる竿燈の明かりの中で、隠された文字が光に浮かび、祖母の未完の旅が北へと続いていたことが示される。欠けたものや消された言葉に、なお残り続ける“灯”を描く人間関係ミステリー。
第12週 『消えた宛先の灯』 第12週 『消えた宛先の灯』第5話 ― 消えた宛先の灯
竿燈の明かりに導かれ、消えた宛名が再び現れる。祖母の旅の続きが北の地へと繋がっていく。
第12週 『消えた宛先の灯』 第12週 『消えた宛先の灯』第4話 ― 夜の竿燈
夜空に揺れる竿燈の明かりに透かすと、封筒に消されたはずの文字がうっすらと浮かび上がった。
第12週 『消えた宛先の灯』 第12週 『消えた宛先の灯』第3話 ― 灯を支える人
竿燈祭りの職人は語る。灯は揺れても、芯に残る火は消えない――梓は硝子片と封筒を重ねる。
第12週 『消えた宛先の灯』 第12週 『消えた宛先の灯』第2話 ― 消えた宛先
古い郵便記録を調べると、札幌から秋田を経由して南へ向かった人物の存在が浮かび上がる。
第12週 『消えた宛先の灯』 第12週 『消えた宛先の灯』第1話 ― 郵便資料室
秋田の図書館で発見された封筒。宛名は丁寧に消され、残されたのは「札幌」の消印だけだった。